携帯型ゲーム機「ニンテンドーDSiLL」の狙い

ネット上で、多少驚きをもって迎えられたと感じている、任天堂の新しいケータイゲーム機「ニンテンドーDSiLL」についての記事がありました。

任天堂が大画面「DSi LL」でやろうとする実験(IT PULS)

恐らく多くの人が、お年を召した方に向けてのハードだと推測したはず。私も発表当日、その様なことを他の方に言いました。

ポイントはやはり、単体で無線LANに繋がる、インターネット端末であるということでしょうね。記事でもKindleに言及しています。どちらかというとハードウェア、もっといってしまえばプラットフォームなので、DS向けのサービスをどう展開していくかというのが重要になりそうです。

こんな風に発想が進んだのが、映画「サマーウォーズ」にインスパイアされたからでした。劇中、ショッピングから行政への申請、果ては会社の仕事などまで一切をすることが出来るバーチャル世界が出てきます。それらにアクセスする方法はというと、小さなお子さんはDS、中高生から壮年までケータイ、そしてお年寄りはDSからだったんです。演出の都合もあるでしょうが、そのシーンはとても印象的でした。記事でブルーオーシャンといわれている層が手段としてDSを使い始めたら、ネット事情はまた大きく変わるかもしれません。

ちなみに、サマーウォーズでパソコンを使っていたのは、主人公とモニターにCRTを希望する様な熱心なパソコン・ゲーム・ユーザー。そして一番パソコンやプログラムに詳しい人物はiPhone。この担当の割り振りに、パソコンユーザーの立場から、多少の意図を感じざるを得ませんでした。パソコンを使っているからといって、内省的な性格とは限らないですし、iPhoneを使っているからといって、スタイリッシュとは限りません…。是非作品内での公平な取り扱いを”よろしくお願いします”。なんて。

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