Spain Bar VITA(スペインバル ウィータ)の岩手産大粒カキと京都産九条ネギのアロス メロッソ

■ご飯と具材の緊張感ある主張

先日いただきました、Spain Bar VITA(スペインバル ウィータ)の岩手産大粒カキと京都産九条ネギのアロス メロッソ(¥1580)です。

JRの線路沿いに出来たオシャレなバル。夜に伺ったところ、本日のアロスとしてお勧めされていたメニューでした。なお、パエリアとメロッソという、炊き込みや水分の具合が違う2種を選ぶことが出来ましたので、日本でいうところのおじやに近いメロッソをお願いしました。また、オーダーから30分ほどの時間がかかります。

Spain Bar VITA(スペインバル ウィータ)の岩手産大粒カキと京都産九条ネギのアロス メロッソ

お酒とタパスをいただきながらですと、30分はあっという間です。アツアツの鉄鍋が目の前に運ばれてきました。中にはグツグツと音を立てそうなお米と、ほっこりと火が通っていそうな牡蠣が。見るからに美味しそうです。

やっぱり視線はカキに向かってしまいます。後から載せられたのか、スープに浸っているところは別にして、その身には白い部分が目立っていますね。

Spain Bar VITA(スペインバル ウィータ)の岩手産大粒カキと京都産九条ネギのアロス メロッソ

お皿に取ると、ネギが顔を出しました。口に運ぶと、お米が水分を吸っていて、食感甘さ共に豊かです。もっちりとした口当たりの後には、取り込んでいたスープのうま味。何でスープをとっているのかは不明ですので、とんちんかんな感想になってしまうかもしれませんが、魚介の風味を感じます。ネギは薬味としてというよりも、1つの具としてお米の中で鎮座していました。お米のトロリとした食感の中で、アクセントとなっています。

カキは抜きんでていますね。独自の食感と海の風味は風格十分。スープを吸ったお米の魚介風味と口当たり。そしてカキ。2つは混ざり合っていません。一緒に火を通されていないことから、それぞれが引き立て合って、複雑な磯の風味を醸し出しています。

スープで炊きあげられ、柔らかくなったお米は想像以上にシチュエーションに合います。考えてみれば、我々はお鍋の〆にはおじや、というのが定番。スペインバルであっても、締めにぴったりですね。

もちろん、デザートは別腹で!

★関連エントリー:Spain Bar VITA(スペインバル ウィータ)のラマンチャ風色々野菜の煮込み

★お店情報:東京都中野区中野5-32-5、03-3388-9850

コメント

タイトルとURLをコピーしました