中野大勝軒の揚げワンタンと豚シャブつけそば

久しぶりに行ってみた、大勝軒中野店の入り口に看板がでていました。今日から三日間の限定メニューがあるとのこと。そこで、せっかくなのでいただいてみることにしました。揚げワンタンと豚シャブつけそば(¥600)です。

驚いたのが、席に着いたときに店員さんから食券を買い求めるようにいわれたことです。食券のシステムだったか…としばらく考えてしまいました。

閑話休題。揚げワンタンということでどの様なものが出てくるのか楽しみにしていました。果たして。

出てきたおどんぶりには、通常よりもやや少な目のスープが収まっています。目立っているのは、たっぷりの具です。特にモヤシと、湯引きされた風の大振りな豚肉はたくさん入っています。

中野大勝軒の揚げワンタンと豚シャブつけそば

麺には海苔がこちらもたっぷり。早速いただいてみると、たいへん懐かしい感じがしました。お酢が立っているのです。思い返せば、あくまでも個人的な感想ですが、今ほどつけ麺が一般的でなかった頃、つけ麺のつけ汁は、お酢の風味が強いものでした。私自身、それが苦手で、つけ麺にあまり食指が動かなかったからです。やがてつけ麺がブームになり、いろいろな味やお店の個性が出てきて、お酢はつけ汁の舞台から、主役の座を降りました。このつけ汁には、そんなつけ麺の原点の風味を感じます。

アップ・トゥ・デートなのは、やはり具材でしょう。そして、メニュー名の揚げワンタンの存在がやっと確認できました。細く切ったワンタンを、文字通りあげていて、プレッツェル状に麺にちりばめているのです。当然食感と、香ばしい風味は今風。メニュー名の素材を、アクセントに持ってくるなんて心憎い演出です。多少オイリーでしたが、お酢の風味のためさっぱりといただくことができました。

具材は今風、ベースはオーソドックス。このお店は、つけ麺の元祖だそうですが、温故知新の味です。

★お店情報:東京都中野区中野3-33-13、03-3384-9234、11:00-15:00、18:00-23:00、定休・日

コメント

タイトルとURLをコピーしました