中傷ツイートを自動保存、発信者に警告文を送るサービスについて

「誹謗中傷ログを自動保存」 弁護士事務所が有名人向けサービス 仕組みに疑問の声、一時停止に(ITmediaニュース)

弁護士法人が始めたサービスについて、ちょっとした話題になっていました。一見仕組みは画期的で、法律の専門家がついているということで心強いという印象を受けます。ですが、というものです。

記事を確認する限り、インターネット上で出た疑問や問題点について、取材への回答はなされていないようです。コメントを赤裸々に掲載している記事に対して、何となく思うところがありますね。

Webサービスを作り運営する側のクセとして、とりあえず走り始めるということがあります。もちろん、リリース前には十分に検討をして、法律から倫理、運用からマネタイズまで結論や方針を持って始めるのですが、実際の運用では思いもかけないことも起こるもの。それらは随時対応をしていくしかありません。

一方で「十分に検討」というところがくせ者で、結果不十分であったり、使い勝手が悪くて利用者が伸びなかったりと、なかなか定量化・定型化した確認ポイントが出せないため、経験値が積めないということがあります。

弁護士法人ということで、リーガルチェックは十分だったと思いたいですが、ここにも「十分」のワナが潜んでいたようですね。

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