西武新宿線野方駅の北口にある、野方餃子へ行きました。野方餃子は、以前から一度行ってみたく、機会を伺っていました。
誘惑と葛藤、いくつもの困難を超えて野方餃子へ
野方も、JR中野駅周辺に劣らず魅力的なラーメン店がたくさんあるエリアです。北口を下りて商店街を進むと、すぐに右手に麺処次男坊があります。
麺処次男坊
鳥ベースの白湯スープが珍しい、おいしいラーメンと爽やかな接客で人気も頷けます。
次に目立つのが、幸楽。じゃんぼらーめんという文字がインパクトありますね。通りかかったこの日は、塩味で野菜たっぷりのタンメンをフィーチャーしていました。行ったことがない街中華、心引かれます。
幸楽
最大の難所（？）が、花道でしょう。野方駅北口でラーメン、というとこの店が候補に挙がることが多いのではないでしょうか。確かな味の味噌ラーメンを求めて行列が絶えないお店です。そして、この日は、お店の前で待っていたのはお二人！ですが初志貫徹をするべく、後ろ髪を引かれながら進みました。
花道
野方駅から伸びる商店街を抜けて、新青梅街道にぶつかったら左へ。スタイリッシュな外観が現れます。待っている方がいらしたので、正面の写真は撮れませんでしたが、道を通れば迷うことはないでしょう。通りの反対側が消防署ですので、目印になると思います。
野方餃子
店内でも魅力的な誘惑！麺と餃子が楽しめるセット
野方餃子は、お店の名前の通り餃子のお店です。ですから、当然メニューの中心は餃子であるという認識でした。ランチタイムで、餃子ライスセットや、あわよくば餃子チャーハンセットなどがあればいいな、という具合でした。
ところが、メニューにも、そしてお店の壁にも、担々麺が紹介されていたのです。汁無し担々麺。餃子の３個セットも出来ます。「季節限定メニュー」「平日限定（昼のみ）」というダブル限定の注意書き付きで、抗いがたい。当初の目的である、餃子も食べられます。そこで、お願いをすることにしました。
まずはセロリのピクルスとニンニクが出されました。その際に、店員さんが「当店の餃子のお召し上がり方はご存じですか」という内容のことを聞かれて、知りませんというと説明をしていただけました。まず、餃子にはニンニクが使われていないので、お好みでみじん切りのニンニクを添えるとのことです。そして店員さんのおすすめのタレは、黒コショウ小さじ三杯にお酢を混ぜた酢コショウだそうで、こちらは実際に作っていただきました。
酢コショウなど
その後、程なく汁無し担々麺と餃子が運ばれてきて、お料理がそろいました。
味付けはもちろん、もっちりとした食感の麺がおいしい
汁無し担々麺は、味付けが絶妙でした。シビれピリッとする辛さは控えめで、ゴマや豆の味に似た風味と甘さが広がり、最後にさっぱりとしたお酢が締めくくります。口の中が忙しいです。複雑な味ですが、メリハリがあり、楽しいですね。
野方餃子の汁無し麻辣担々麺
そして麺がもっちりとしていて表面に粘り気があり、生パスタのよう。歯ごたえがよく、坦々ソースがよく持ち上がります。お店ががスプーンを用意してくださっているので、よりソースをからめての食べ方も出来ます。
餃子セットの3個はズルい
そして、メインディッシュの餃子です。綺麗な羽がついていて、焼き目は黄金色に輝いています。お店の外観、内装、そしてBGM同様にスタイリッシュな餃子です。
いただいてみると、さらっとした脂と共に、お肉と皮の甘さを感じます。いい意味で口当たりが軽く、うま味がさっと通り過ぎていく感じ。お店の方おすすめの酢コショウを付けると、汁無し担々麺同様に、お酢のさっぱりさが味を締めくくります。
野方餃子の餃子（3個）
焼き方に秘密があるのか、皮に仕込みがあるのか、はたまた勘違いか。薄いはずの皮の味を感じます。香ばしくて、小麦とは違った甘さがある。チーズ餃子ではないので、チーズが入っている（またはまぶされている）はずがないのですが、乳製品っぽい甘さがするのです。麺に続いて、皮もおいしい。
ですので、3個はズルいですね。餃子の味を十分に自覚でき、なおかつ存分には味わえません。呼び水のように、つい追加をしてしまいたくなります。ですが流石にこらえました。今度来る機会があれば、12個食べられる、W餃子定食を頼もうと思います。
噂に違わぬおいしい餃子、そしてラインナップにないであろうという予想に反してメニューにあった、おいしい麺。ようやく行けました。
野方餃子
ジャンル：餃子、居酒屋
住所：東京都中野区野方6-18-8
電話：050-5593-7316
営業時間：月-金11:30-14:30、17:00-23:00。土・日・祝11:30-23:00
定休日：なし
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