行った日は、お昼時間をずらしたのですが、お店の外に列が出来ていました。お店に行ったことがある方ならばご存じの通り、マスターが一人で切り盛りされているお店ですので、正直に申し上げて回転が良いとはいえません。それでも、何人かの方が待っていました。列に続きました。
この日は、一番高いメニューを注文するつもりでした。それは、ちゃーしゅーつけそば。大盛にすると、さらに贅沢になりますが、普通盛りをお願いしました。
ふつうのつけそばにも、もちろんチャーシューは入っています。薬師丸長のチャーシューは、サイの目切り。そのままかぶりついたり、麺と一緒にすすったりなどはやややりにくい。ですが、つけそばの名店として歴史がある丸長が、あえてのこのカットですので、何らかの狙いがあるのでしょうね。
やや脂身が多かったり、固めだったりするのもアクセントになっています。つまんで麺とすすってもよし。チャーシューを口直しに食べてもよし。他の具はタマネギですので、余計に食感が立ちます。
とにかく、つけ汁の表面を覆うくらいのたっぷりのチャーシューがいいですね。食べ応えがありました。
食べ進めていると、たまに幅が違う部分に出会うことがあります。自家製麺ならではですね。こんな幅といいますか、太さが違うのがまた食感が違っておいしいです。
入れ替わり立ち替わりお客さまが代わっていきます。皆さんの注文を聞いていると、野菜炒めとビールという声が。慌てて壁に貼ってあるメニューを確認すると、確かに野菜炒め、ありました。気がつきませんでした。
別の方は、ちゃーしゅーつけめんの大盛りに、玉子とタマネギというコール。チャーシューつけそばの大盛りが一番高額なメニューだと思ったら、トッピング?!こちらも慌ててメニューをチェックしたら、なるほどありました。こちらも気がつきませんでした。
そして、別の方が「すみません」とマスターに声をかけながらお丼をカウンターに置きました。すると、マスターがお丼を運んでいき、スープ割りを作って返しています。なるほど、これがこのお店の流儀なのかと、やってみました。
最後、一味唐辛子を振りかけてみました。香りがとても広がって、もちろん辛みも加わり、よりおいしくいただきました。
食べながら、気がつかなかったメニューを知ることが出来ました。また、来る理由が増えました。
繰り返しになりますが、このエントリーを見て気になった方は、是非お早めに、お店に足をお運び下さい。多くの方に味わっていただきたい、今や一大ジャンルとなった「つけ麺」の黎明期の味を伝えている、古いのに新しい、つけそばなのです。
薬師 丸長
ジャンル:つけ麺、ラーメン、焼きそば
住所:東京都中野区上高田3-41-6
電話:03-3386-1809
営業時間:11:00-14:00、17:30-19:30
定休日:日曜日
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