げんのあぶらそば(中野ラーメン)

げん■塩ダレが効いた、あっさりなのにコクがある油そば

拝見しているぶぅログのーとさまのエントリー「げん(Gen)@野方」で知った、西武新宿線野方駅近くにあるラーメン店、げん。食べる機会を伺っていたのですが、今日行くことが出来ました。

お店は、有名な野方ホープのすぐ近くでした。以前こちらには来たことがあるのですが、その時はげんには気がつきませんでした。

お店に入って、注文しようとメニューを見たところ、ある品に目が釘付けとなりました。あぶらそばです。見るまではつけそばを食べるつもりで、どのつけそばを注文しようかと迷っていたのですが、もう後には戻れません。あぶらそば(¥650)をお願いしました。

出てきたのは、卵が多いような四角い麺の一杯。まずは油そばを味わう時のお約束で、お丼の中をかき混ぜてみます。すると、底の方から輪切りのネギが現れました。さらに箸を動かしていくと、タレと麺が混ざってきました。どうもタレはお醤油がベースではなく、塩のようです。コショウもかけられているように見受けられます。

げんのあぶらそばいただいてみると、やはり塩味でした。最初の一口目はあっさりと、じきに濃厚な甘辛さが口に広がっておいしいです。

塩が前に出てきていることによって、自分がどんな味付けをしても馴染みます。お酢を入れても、ラー油を追加しても、塩の甘さが調味料を引き立ててくれて、合うのです。

油そばというと、カエシの濃厚さと麺の風味を直に味わう食べ方だと思います。そのため、多くの油そばには、しょう油ダレが辛いくらいに立っている印象があるのですが、げんのは違いました。味に丸みがあるのです。

中野は全国的に有名なラーメン激戦区で、JR中野駅の近くでなくても、おいしいラーメン屋さんがたくさんあります。また、諸説あるようですがつけそばの発祥の地でもあります。そんな土地柄か、とんこつ、ダブルスープ、みそといった種類や、ラーメンかつけ麺かといった食べ方など、本当にいろいろな一杯が味わえます。果ては生の麺を売っていたり、インスタントラーメンが食べられたりと、ラーメンフリークにはたまらない街です。

しかし唯一、油そばについては”これだ”というお店がなかったと思っていました。

そして今日、個人的には決定的と感じられた一杯に出会うことが出来ました。頻繁に食べに行けないのが残念です。

★関連エントリー:野方ホープの中華そば(中野区のラーメン)

★お店情報:中野区野方2-59-4、12:00?15:00、18:00?21:00、定休・日

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