Ustreamの記事に見た、Webの「ユーザー数」の可能性について

ネットの一部で話題になった記事が、公開後修正されていました。

“革命的Ustream放送”「激笑 裏マスメディア?テレビ・新聞の過去?」の裏側(ITmedia News)

最近Twitterとの連携と、とても手軽な機器による生中継が出来る手段として、Web系のニュースなどで話題になることが多いUstreamですが、ネット的なそうそうたるメンバーで番組が行われたとのことです。

ネットの一部で話題になったこと、というのは、その番組を見ていたユーザー数でした。詳細はリンク先の通りです。

かばう訳ではありませんが、インターネットでは、このユーザー数というのが非常に難しいのも確かです。アクセス数、ユーザー数、ユニークユーザー数、ヒット数、総アクセス数など。文言によっていろいろな解釈があります。それらはログという記録に残っていて、その限りは決してウソではありません。ですが引っ張ってくる数字によって、数が増減するのも確か。正確に「**において、何人」というのは、実は必ず枕詞に「参考とするログの値または分析によると」という文言がついてきます。

拝見した記事で感じたのは、時系列によるWebの強みの再発見でした。確かに、生放送を見ていたユーザー数は1万を下回る程度。マスと呼べるメディアではないかも知れません。ですがWebサービスのよいところは、後から参照出来ること。結果14万の”ビュー”となったのは、紛れもない事実であり、このコンテンツが14万ビューを獲得したというのは凄いことだと思います。

そしてこの数字は、今後増えることはあっても減ることはないでしょう。翻って他のメディアではどうでしょうか。テレビでは録画、新聞や雑誌では図書館で閲覧をする、ラジオでは…ほぼ放送後の視聴は不可能です。情報発信後にユーザーを獲得することが出来るメディアとして、Webの特徴が表れた記事に思えました。

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