食堂七彩の稲庭肉中華そば

西武新宿線都立家政駅北の、食堂七彩に行ってきました。この時にいただいたのが、券売機に「本日のオススメ」とあった、稲庭中華そばです。2月9日、すなわち肉の日ということで、贅沢に稲庭肉中華そばにしました。

出てきたラーメンは、様式美が整っています。綺麗にそろえられ、折り曲げられている麺。彩りとなっている輪切りのネギ。そして、厚みを感じる、大きなチャーシュー。とても綺麗です。

麺は細めですが、するっと口の中に入れると存在感があります。細い麺なのに、2層になっているように感じるのです。表面がもっちりとしていてスープを吸っているような感じになっています。中にほんの少しの芯があり、コシを感じます。美味しいです。

スープは、複雑です。ちょっぴりのお醤油の風味と、さらっとしたおそらくは鶏の脂がちょうどよく、何が立っているのでもないのにコクを感じる。優しい味がします。

食堂七彩の稲庭肉中華そば

食堂七彩の稲庭肉中華そば

チャーシューは、肩ロースなのか、赤身が中心であぶってあるので香ばしい。厚みもあり、ふっくらとしているのに柔らかい。これだけで、別皿で出されて、ワインと一緒にお肉料理と主張をしても遜色ない、もはや料理でした。優しいラーメンの味の中で、お肉の主張があります。

食べ進めると、下にはふっくらと火が通った鶏肉も入っていました。どうやら、肉中華そばの肉は、量が増えると言うことではなく、特別なチャーシューが載るようです。

おかしかったのが、なめこが入っていたことです。これが違和感がありません。動物性のだしが強くない、淡く優しい味のスープです。それになめこが入っていると、日本そばをいただいているのか、ラーメンをいただいているのか、混乱します。

突出した味がないのに、とても奥深く、じんわりとおいしい。名店と名高いお店がオススメするだけのことはあるラーメンです。

★お店情報:東京都中野区鷺宮3-1-12、03-3330-9266、11:30-15:00、18:00-24:00、土日祝11:30-15:00、18:00-22:00、定休・火

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